海外でパスポートを紛失或いは盗難した場合、まず現地の所轄警察署でパスポートの紛失または盗難届出証明書を発行して頂きましょう。
そして、最寄りの日本大使館または総領事館に申し出て、旅券の再発給を受けることになります。
この際に必要な書類は、
① 一般旅券再発給申請書 2通
② 旅券用写真 (たて 4.5 × よこ 3.5 cm) 2枚
③ 紛失届 (具体的な紛失<盗難>状況などを明記)
④ 現地所轄警察署の旅券紛失または盗難届出証明書 1通
などです。
そして、所定の手数料を納付する必要があります。
こういった万が一の事態に備えて、旅券番号、発行年月日などのデータを手帳などに控えておきましょう。又、写真も数枚準備しておくことをお勧めします。
パスポートの再発給には相当な時間を要しますので、旅行日数に余裕のない場合は、日本に直行するという条件付きで「帰国のための渡航書」を申請することが可能です。これをパスポートの代わりとして帰国する事ができます。
その際に必要な書類は、
① 渡航書発給申請書 1通
② 日本国籍を立証する書類 1通 (例えば運転免許証・社員証等)
③ 写真 (たて 4.5 × よこ 3.5 cm) 2枚
④ 紛失届 (具体的な紛失<盗難>状況などを明記)
⑤ 現地所轄警察署の旅券紛失または盗難届出証明書 1通
などです。
そして、所定の手数料を納付する必要があります。
<パスポートの紛失・盗難 ひとくち知識>
パスポートの紛失・盗難などによるパスポートの再発給等の件数は年間約44,000件で、このうち海外での再発給および渡航書の発給は約10,000件となっています。
海外ではパスポートなしでは身動きがとれませんので、外国でパスポートをなくしたりすれば、楽しい旅も台無しです。
特に、国内では「引越しの際になくしてしまった」といったケースがよくあります。従って、十分に注意して頂き、盗難に遭ったり紛失したりしないよう、気をつけましょう。